贈り主とその理由を明示

立札には、何のお祝いで誰から届いた花なのかを明示する役割があります。そのため、立札には必ず「開店祝い」や「祝○○」というようにお祝いの種別が記載され、その脇に贈り主の名前が書かれています。多くの場合、贈る相手の名前も書かれていますが、こちらは必須ではありません。

見た人に対する宣伝効果

開店や開業のお祝いでは、店先に飾られているお花を見て、そこにお店があることや、開店したということを初めて知る人への宣伝効果も期待されています。新たにお客さまを開拓していかなければならないお店などでは、立札自体がお店の存在を周りに示す広告の役割を果たすこともあるのです。

また、贈り主の名前が書かれた立札は自身のアピールにもなりますし、お祝いされている人との関係を対外的に示すことにも役立ちます。

材質や大きさ

材質は紙や木材などが一般的です。厚紙でできている「紙札」と厚紙に木目シートを張った「タックボード」、木の板でできた「木札」の3つのタイプがありますが、胡蝶蘭の販売店によって選択肢が限られる場合もあります。

サイズに関して、札が小さすぎると目立ちませんし、大きすぎるとかさばってしまうので注意が必要です。立札の大きさだけでなく材質も胡蝶蘭との相性が大切です。

飾り方

胡蝶蘭と同じ位置に立てると、札の文字が隠れて読みにくくなったり、反対に札が花を隠してしまったりすることもあります。鉢の前に立札を置けば、文字や花が隠れることはありませんが、立札の位置が低くなり目に入りにくくなってしまいかねません。水をやる際に立札にも水がかかってしまうことがありますので、防水加工がされているものを選ぶことも大切です。

最近では、立札に長い脚がついているものもあり、花の上に飛び出すようにして立札を設置できるタイプもあります。宣伝効果も期待したい場合には、おすすめの飾り方です。

開店祝いに添える立札の飾り方についてはこちらにも詳しく記載しております。

記載する内容の選び方

記載内容における注意点として、文字数があまり多いとメリハリがつきにくく、いくら大きな札をつけても目立たなくなってしまいます。そのため、お届け先の名前を省略して記載しないこともあるのです。文字数を抑えて余白のある札なら、遠くから見てもパッと目に入り、必要な情報も読み取りやすくなります。

通販サイトによって、立札やメッセージカードの記載内容が定型になっていることや、希望のメッセージを依頼できないこともあります。洋蘭の美翔では、花を贈るシーンなどに合わせて柔軟に対応いたしますので、ぜひご相談ください。