置き場所

胡蝶蘭はもともと東南アジアの熱帯地域に原生する植物で、寒い環境が苦手です。そのため、柔らかな日の光が差し込む、風通しの良い場所に置くことをおすすめします。ただし、葉が焼けないよう直射日光が当たる場所は避けるべきです。また、屋外に置くのは推奨しません。やむを得ず屋外へ設置する場合は、木陰や遮光ネットなどを使用するといった工夫が必要です。

水やりの頻度

1週間～10日間に一度を目安に、1株につきコップ1杯（150ml）程度の水をあげます。3本立ち（3株）の場合はコップ3杯分が必要です。また、胡蝶蘭に負担がかからないよう、常温に近い水を与えましょう。

水やりは土が完全に乾いてからでも問題ありません。むしろ、水のやり過ぎには注意が必要です。胡蝶蘭が原生している熱帯地域は湿度が高く、胡蝶蘭は空気中からも水分を吸収できます。そのため、他の植物と同じような感覚で水を与えると、根腐れを起こすおそれがあります。また、根腐れにつながるリスクを抑えるため、受け皿に溜まっている水は速やかに捨てることがポイントです。

温度・湿度

胡蝶蘭にとって温度18～25℃、湿度60～80％が理想的な環境です。胡蝶蘭は乾燥に弱いため、空気が乾燥しやすい冬場などは霧吹きで湿度を調整します。20℃前後を保つことで、長期間にわたって花を咲かせます。

季節ごとの注意点

季節ごとに周囲の環境は変化します。各季節のお手入れで注意したいポイントをご紹介いたします。

春

胡蝶蘭の成長期です。この期間は水をよく吸収するため、土の状況を見ながら水を与えます。

夏

まだ成長期に当たるため、この期間も十分な水を与えていきます。暑さで乾燥してしまうこともあるため、乾燥対策も必要です。屋外で胡蝶蘭を育てている場合は、外気温が25℃を超える前に室内への移動を検討しましょう。室内に移動したら、冷房の風が直接当たらない場所に置くことがポイントです。

秋・冬

徐々に寒さが増し、乾燥する季節になるため、水やりは土の様子を見ながら控えめに行います。胡蝶蘭は寒さに弱いことから、冬場は室内での管理をおすすめします。室内の温度が15℃を下回る場合は、新聞紙や毛布などで胡蝶蘭を保温します。

ラッピングは取り除く

贈り物で受け取った胡蝶蘭は、ラッピングされていることがあります。見た目が綺麗なため、そのままにしておきたいと思うかもしれません。しかし、中が蒸れて根腐れの原因につながるケースもあるため、可能であれば取り除きます。

洋蘭の美翔では観賞用やフラワーギフトなど、幅広いシーンにご利用いただける胡蝶蘭をご用意しております。お客様のご要望に沿った商品をご提供させていただきます。

• 胡蝶蘭 白3本立ち 39輪以上
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