花の数と花の大きさで値段が左右される

花の大きさは大輪・中輪・ミディの3段階に分けられていて、その鉢にどの大きさの花で何輪の花がついているかで、価格の相場が変わります。胡蝶蘭の値段は、大輪で花数が多くなるほど、相場が上がるということをベースに考えてください。

大輪の場合、25輪～40輪で10,000円～30,000円、41輪～65輪が25,000円～45,000円、70輪～80輪になると40,000円～60,000円が一鉢の値段相場です。

花茎の本数が多いほど値段が高くなる

日本では奇数が縁起がよいと考えるため、贈り物の花は奇数の花茎の鉢を選ぶことが多いものです。ただし、偶数でも2本立ちだけは、夫婦をあらわす数として偶数であっても好まれます。

1本立ちや2本立ちの胡蝶蘭は、中輪やミディのサイズの花で7,000円前後が相場です。置くスペースが狭い場合や、胡蝶蘭のかわいらしさを楽しんでもらいたいという場合におすすめの贈り物です。ご友人やご家族へのちょっとしたプレゼントに利用されることが多く、豪華さにはやや欠けてしまうため、格式ばった贈り物には向きません。

カジュアルなお店の開店祝いや、敬老の日などの贈り物におすすめなのが、3本立てです。3本立ての相場は10,000円前後ですが、花数が30輪以上になると20,000円前後が相場となり、一気に格調高い雰囲気になります。40輪の5本立ては30,000円前後が相場で、開業祝いや還暦祝いなどの贈り物にもおすすめです。

ビジネスシーンで特別感を出したいときに使われるのが、花数が70～85輪ある7本立てです。50,000円以上が相場の華やかな7本立ては、値段以上の高級感を醸し出しますので、株式上場祝いなどといった、取引先にとっても特別なお祝いとして贈れば喜ばれるでしょう。

珍しい色は値段が高くなる傾向

定番の色は、白、ピンクに加えて、白い花の中心が赤く色づいているリップです。需要に応じて安定的に栽培されているため、大輪25輪～35輪程度の胡蝶蘭の鉢植えで10,000円～25,000円前後が相場です。

これに対して、赤や青、紫、黄色、緑など珍しい色は、流通量が少ないため、同様の花数でも20,000円～28,000円が相場です。胡蝶蘭がたくさん贈られることが予測されるシーンでは、珍しい色を贈ると特別感が出るのでおすすめです。

胡蝶蘭はお祝いの目的に合わせたものを選ぶのがおすすめ

お祝い用の胡蝶蘭は花の数だけでなく、花茎の本数や花の色などによっても相場が異なります。お祝いの内容や目的を明確にした上で、どの種類を購入するのかをご検討ください。

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